MDRT会長として私自身を含めたリーダーはこの組織が必要とされ、有意義で、時代や要求に対応する存在であり続けるためのMDRTの戦略計画に即した目標の達成に尽力しています。その実現に効果的なコミュニケーションは必要不可欠です。誰にとっても必要なことですが、会議を開催するリーダーには特に重要です。全ての方の発言は組織への貢献として認識されるような環境の創出もコミュニケーションを通じたリーダーの役割のひとつです。メンバーを励まし、前進する機運にもなります。では実際の場面ではどうするべきでしょうか。効果的なリーダーは自分が話すより聞き上手です。全ての参加者からの発言を促すことから始めてください。声の大きい人の発言も大事ですが、静かであまり発言しない方が大事なことを言うことが多いです。自分の意見は、全員の発言を聞き、その総括をした後で述べてください。さらに大事なことは、私たちの組織には文化的背景の多様性によるコミュニケーション手法の違いという難しい課題があります。スラングや仲間内でしか通用しない言葉、説明が必要なジョークも避けた方が無難です。国や文化により会議の進め方は多様ですので、ご自分が担当する委員会のメンバーを考慮して会議の進行方法を工夫してください。
協労や協力できる環境を創るには効果的なコミュニケーションという枠組みが必要です。そこで、私たちが頼りにしているのが、時の試練に耐え、信頼できる指標であるロバート議事法です。事前に必ずお読みください。またMDRTの提供するZoom会議の開催方法やクロス・カルチャーの会議に関するガイダンスもお読みください。効果的なコミュニケーション・スキルを身に着けることで、皆さんは仲間の良きリーダーになることができます。皆さんがボランティア・リーダーとなってくださることに心から感謝しています。ご協力、ご尽力に感謝しています。これからも仲間のMDRT会員のためにお力を貸してください。